「AGA治療って結局いくらかかるんだろう?」
薄毛が気になって治療を調べ始めると、たぶん多くの人が最初にここで引っかかると思います。
月2,000円台と書いているところもあれば、月1万円を超えるプランもあります。さらに複数の薬や外用薬、追加治療まで見ていくと数万円になることもあり、「結局どれが本当の費用なんだ?」となりますよね。

俺自身、20代の頃から薄毛に悩み、自分磨きとしてAGA治療について考えてきました。薄毛を何とかしたい気持ちと同時に、「これを続けたら結局いくらかかるんだろう」と不安になる気持ちはよく分かります。
結論からいうと、AGA治療費は「AGAだから月○円」と一つの金額では決められません。
薄毛の進行を抑えることが中心なのか、発毛を目指す治療を行うのか、外用薬や追加治療まで行うのかで必要な費用が大きく変わるからです。
この記事では、AGA治療の月額費用と年間総額、薬代以外にかかる費用、保険適用、医療費控除、料金を安く抑えるときの注意点までまとめます。
※AGA治療は医療行為を含みます。治療方法や薬剤の選択は自己判断だけで決めず、医師へ相談してください。掲載している料金・制度・条件は変更される可能性があるため、申込み前には各医療機関の公式情報を確認してください。
AGA治療の費用相場はいくら?
AGA治療の費用を見るとき、最初に知っておきたいのは治療目的によって金額が大きく変わるということです。
複数のAGAクリニックで公開されている料金を見ると、進行予防を中心とする治療は月数千円程度から設定されている例がある一方、複数の薬剤や外用薬などを組み合わせる場合は月1万円~数万円になることがあります。
| 治療の考え方 | 月額の目安 | 年間換算の目安 |
|---|---|---|
| 進行予防・維持を中心とする治療 | 約3,000~ 7,000円前後 | 約36,000~ 84,000円前後 |
| 複数の内服薬などを組み合わせる治療 | 約6,000~ 20,000円前後 | 約72,000~ 240,000円前後 |
| 内服薬+外用薬などを組み合わせる治療 | 約10,000~ 40,000円以上に なる場合もある | 約120,000~ 480,000円以上に なる場合もある |
ただし、これは公的に定められた「AGA治療の相場」ではありません。
AGA治療は自由診療として提供されているため、医療機関ごとに料金設定が異なります。そのため、「相場はいくら?」という数字だけを見るより、自分が受ける治療内容でいくらになるのかを見ることが大切です。
また、同じクリニックでも単月購入、定期配送、6か月契約、12か月契約などで1か月あたりの表示価格が変わる場合があります。
自分磨きのワンポイントアドバイス
薄毛が気になっていると、どうしても広告に出ている「月○円」という数字へ目が行きます。俺も料金を見るなら最初に月額を確認します。
ただ、AGA治療は1回払って終わりという考え方ではありません。だから俺なら「一番安い月額」より、半年・1年間続けた場合でも生活に無理がない金額かを先に考えます。
AGA治療は月額より年間総額で考える
AGA治療を比較するときは、月額料金を年間総額へ置き換えると費用負担をイメージしやすくなります。
年間総額 = 薬代 × 利用月数 + 診察料 + 検査料 + 送料 + その他必要な費用

たとえば薬代が月5,000円なら、薬代だけで年間60,000円です。月10,000円なら年間120,000円、月20,000円なら年間240,000円になります。
| 月額 | 12か月の単純換算 |
|---|---|
| 3,000円 | 36,000円 |
| 5,000円 | 60,000円 |
| 10,000円 | 120,000円 |
| 15,000円 | 180,000円 |
| 20,000円 | 240,000円 |
| 30,000円 | 360,000円 |
| 40,000円 | 480,000円 |
「月5,000円と月8,000円なら3,000円しか違わない」と感じても、1年間では36,000円の差になります。
だからこそ、AGA治療は月額だけではなく、自分が予定している治療期間の総支払額まで確認することが重要です。
AGA治療で薬代以外にかかる費用
AGA治療で見落としやすいのが、表示されている薬代以外のお金です。
医療機関によって条件は違いますが、次のような費用が発生する場合があります。
- 初診料
- 再診料
- 血液検査などの検査料
- 薬の配送料
- 外用薬など追加薬剤の費用
- 追加治療・オプション治療の費用
初診料・再診料
AGAクリニックでは初診料や再診料を0円としているケースがあります。
ただし、「薬を処方した場合のみ診察料無料」などの条件が設定されていることもあるため、0円という表示だけで判断せず適用条件まで確認してください。
血液検査などの検査費用
治療内容や医師の判断によって、血液検査などが行われる場合があります。
検査費用を無料としているクリニックもあれば別料金になる医療機関もあるため、薬代だけではなく検査費用を含めて比較しましょう。
オンライン診療の送料
オンライン診療では薬を自宅へ配送するため、送料が別途かかる場合があります。

たとえば毎月550円の送料がかかる場合、12回配送されれば年間6,600円になります。
一方で、まとめ配送などによって送料負担が変わる場合もあります。
「薬はいくら?」ではなく、「最終的に自分はいくら払う?」まで確認するのがポイントです。
AGA治療に保険は適用される?
AGAそのものを目的とした一般的な治療は、自由診療として提供されています。
そのため、健康保険証を提示すればAGA治療薬が自動的に3割負担になる、という仕組みではありません。
AGA治療を提供する複数の医療機関でも、AGA治療を保険適用外の自由診療として案内しています。
ただし、抜け毛や脱毛の原因がすべてAGAとは限りません。
別の疾患が疑われる場合は、その疾患に対する診察・検査・治療について保険診療の対象になる可能性があります。
急に大量の髪が抜けた、円形・まだらに抜けた、頭皮に強い炎症や痛みがあるなど、典型的なAGAとは異なる変化がある場合は、「AGAだろう」と自己判断せず医療機関へ相談してください。
AGA治療費は医療費控除の対象になる?
保険適用と一緒に気になるのが医療費控除です。
ここは「AGA治療だから医療費控除が使える」と一律に考えない方が安全です。
国税庁は、医師による診療や治療、治療・療養に必要な医薬品などを医療費控除の対象としている一方、容姿を美化したり容貌を変えたりすることを目的とした費用は医療費に該当しないとしています。
AGA治療費については、治療目的や個別事情によって税務上の判断が関係するため、「自由診療だから対象」「医師に処方されたから必ず対象」と決めつけないようにしてください。
医療費控除を申告する場合は、領収書や診療内容を確認したうえで、税務署や税理士などへ確認すると安心です。
AGA治療の費用は治療方法によって変わる
AGA治療の費用差が大きい理由のひとつは、治療内容が同じではないからです。
進行予防・維持を中心とする治療
フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬を中心としたプランは、複数の薬や外用薬を組み合わせるプランより料金を抑えられる場合があります。
ただし、どの薬が適しているかは医師が症状や健康状態などを確認して判断するものであり、料金だけを理由に薬を選ぶものではありません。
発毛を目的とした治療
複数の内服薬や外用薬などを組み合わせるプランでは、単剤治療より月額が高くなる傾向があります。
クリニックによっては独自プランや国内未承認の医薬品を含む治療を提供している場合もあります。
治療内容、国内承認の有無、医学的な位置づけ、考えられる副作用、費用について医師から説明を受け、納得したうえで判断してください。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性型脱毛症に対するフィナステリド内服、デュタステリド内服、ミノキシジル外用は推奨度A、ミノキシジル内服は推奨度Dとされています。
参考:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」
「初月○円」「月額○円~」を見るときの注意点
AGA治療では、初月限定料金や長期契約時の1か月換算額が大きく表示されることがあります。

料金を見るときは、次の条件をセットで確認してください。
- 初月だけの料金ではないか
- 2か月目以降はいくらになるか
- 何か月契約した場合の月額換算か
- 一括払いか毎月払いか
- 送料は含まれているか
- 診察料・検査料は含まれているか
- 途中解約やプラン変更の条件
- キャンペーン終了後の通常料金
特に「12か月契約なら1か月あたり○円」という表示は、1か月だけ利用した場合と同じ条件ではありません。
初回価格ではなく、自分が予定している期間で実際に支払う金額を見ることがAGA治療費を比較する基本です。
自分磨きのワンポイントアドバイス
薄毛で悩んでいると、広告で「発毛」「月○円」と書かれているだけでも物凄く気になります。俺も薄毛だったので、その気持ちは分かります。
でも焦っているときほど、薬の名前、何か月分の料金か、送料、診察料、解約条件まで一度落ち着いて確認した方がいいです。「思っていた金額と違った」というズレを減らすだけでも、治療を選ぶときの納得感は変わります。
オンライン診療と対面診療はどちらが安い?
オンライン診療だから必ず安い、対面診療だから必ず高いとは限りません。
オンライン診療では通院交通費や移動時間を抑えやすい一方、薬の送料が発生する場合があります。
対面診療では送料が不要でも、交通費や通院時間が必要になります。また、医療機関によって診察や検査の内容も異なります。
| 比較項目 | オンライン診療 | 対面診療 |
|---|---|---|
| 薬代 | 医療機関・プランによる | 医療機関・プランによる |
| 送料 | 発生する場合あり | 原則不要 |
| 交通費 | 基本的に不要 | 必要になる場合あり |
| 移動時間 | 少ない | 必要 |
| 対面での診察 | 不可または限定的 | 可能 |
料金だけで比較するのではなく、自分が負担する送料・交通費・通院時間・診療内容まで含めて考えると判断しやすくなります。
AGA治療費を安く抑えるために確認したい5つのポイント
- 最初に年間予算を決める
月額だけでなく、半年・1年間続けても無理がない金額を考えます。 - 自分に必要な治療内容を医師へ確認する
最も高いプランが必ず必要とは限りません。 - 薬代以外の費用を確認する
診察料・検査料・送料などを含めて比較します。 - 初月と通常月を分けて計算する
初回キャンペーン価格だけで安さを判断しません。 - 契約期間と総支払額を確認する
月額換算が安くても、長期契約やまとめ払いが前提になっている場合があります。
安いこと自体が悪いわけではありません。
大事なのは、自分に必要な治療へ、何のお金をいくら払っているのか分かる状態にすることです。
AGA治療を始める前に料金表で確認する7項目

- 処方される薬剤名
- 表示料金が何か月契約の価格なのか
- 初月だけの割引価格ではないか
- 2か月目以降はいくらになるか
- 診察料・検査料・送料はいくらか
- 途中でプラン変更や解約ができるか
- 1年間続けた場合の総支払額はいくらか
特に俺が大事だと思うのは7番です。
月3,980円、4,980円と見るとそこまで高く感じなくても、年間にするとまとまった金額になります。
自分磨きへお金を使うこと自体には俺も賛成です。ただし「自己投資だからいくら使ってもいい」ということではありません。
何にお金を使うのか分かったうえで、自分が納得して払う。これが大切だと思っています。
AGA治療費についてよくある質問
Q.AGA治療は月いくらくらいかかりますか?
A.治療内容や医療機関によって大きく異なります。
公開料金を見ると数千円から始められる内服治療がある一方、複数の薬剤・外用薬・追加治療を組み合わせると月1万円~数万円以上になる場合があります。自分に必要な治療内容で総額を確認してください。
Q.AGA治療は保険適用になりますか?
A.AGAそのものを目的とした一般的な治療は自由診療として行われています。
ただし、抜け毛の原因がAGA以外の疾患である場合などは診療の扱いが異なる可能性があります。症状に不安がある場合は医療機関へ相談してください。
Q.AGA治療費は医療費控除できますか?
A.AGA治療だから一律に対象になるとはいえません。
治療目的や個別事情によって判断が必要です。申告前には領収書や診療内容を確認し、必要に応じて税務署や税理士へ確認してください。
Q.AGA治療は一生お金がかかりますか?
A.治療期間や継続方法は人によって異なります。
症状、治療目的、治療への反応などによって継続方針は変わります。自己判断で薬を中止・変更せず、治療内容や今後の方針について医師と相談してください。
Q.安いAGAクリニックを選んでも大丈夫ですか?
A.安いこと自体が問題というわけではありません。
料金だけでなく、処方される薬剤、国内承認の有無、診療体制、追加費用、契約期間、解約条件まで確認してください。
参考にした公的・公式情報
- 公益社団法人 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療用医薬品情報
- 厚生労働省 公的医療保険・保険外診療に関する公開情報
- 国税庁 医療費控除に関する公開情報
- DMMオンラインクリニック 男性AGA公式料金
- クリニックフォア 男性AGA公式料金
- AGAスキンクリニック AGA治療費用・料金
AGA治療の費用まとめ
AGA治療の費用は、「月いくら」と一つの数字だけでは説明できません。
薄毛の進行を抑えることを中心にするのか、発毛を目指す治療を行うのか、外用薬や追加治療まで行うのか。それによって必要になるお金は大きく変わります。
公開されている料金を見ると、数千円程度から始められる治療もあります。一方で治療内容によって月1万円以上、さらに複数の治療を組み合わせればそれ以上になる場合もあります。
だから俺がAGA治療の料金を見るときに一番大事だと思うのは、広告に書いてある一番安い月額ではなく、自分が受ける治療の年間総額を見ることです。
月額料金だけではなく、診察料、検査料、送料、契約期間、2か月目以降の通常料金まで確認すると、「最初に思っていた金額と違った」というズレを減らしやすくなります。
そして、安い治療が悪いわけでも、高い治療が優れているわけでもありません。
まず自分の状態を確認する。その次に必要な治療を確認する。そして最後に、その治療を無理なく続けられる金額かを見る。
この順番で考えるだけでも、料金表の見え方はかなり変わります。
薄毛で悩んでいると、髪のことばかり考えてしまいます。俺自身もそういう時期がありました。
だからこそ焦って一番高いプランや一番安いプランへ飛びつくのではなく、「なぜこの治療なのか」「何の薬を使うのか」「毎月いくらかかるのか」「1年間ではいくらになるのか」を一つずつ確認してみてください。
何にお金を使っているのか理解したうえで、「この内容と金額なら自分は納得できる」と思える選択をする。
自分を良くするために、自分で考えて納得した選択をする。
これも自分磨きの一つだと俺は思っています。
※本記事はAGA治療に関する一般的な情報提供を目的としています。診断・治療・薬剤の使用については、医師等の専門家へご相談ください。
